【編み物】アジアンノット「糸きりカッター」
更新日:2014年10月20日
アジアンノットにだいぶ凝った時期がありました。
ブログのキリ番プレゼントでプレゼントさせて頂いたり・・・と、かなり楽しんでいました。年代を感じますよね?(笑)
私のブームは去ったけれど、久しぶりにアジアンノットで作ったものがあります。
私の中で今夢中なのはタティングレースですので、アジアンノットで仕上げるか、タティングレースで仕上がるかを迷いました。
でも今回は懐かしみながらのアジアンノットにしたのです。
このページの目次
クロバー糸きりカッター(ペンダント)を使いやすくアジアンノットで装飾
着付けの仕事でお針を使うことがよくあります。
またお着物や帯のしつけ糸が取られていない状態でお持ちのお客様もいらっしゃいますので、そのような時にはしつけ糸を取り外します。この時にクロバー糸きりカッター(ペンダント)が活躍しそうと思いましてネットで購入してみました。
▼この商品についてのレビュー記事はこちらでご紹介しています。
クロバーの糸切カッター使ってみました♪【使用写真】
私が購入したクロバー糸きりカッター(ペンダント)
トップには穴が開いていて、そこへ紐やチェーンを通しペンダントとして使えるようになっている大変お洒落な糸きりカッターです。シックな雰囲気も手芸好きにはたまりません♪さすがクロバーさんですね。
このままの状態では使いにくいですし、かと言って紐やチェーンを通してのペンダントにしては着付けの時に邪魔になりますのでできません。必要な時に、すぐに使える状態にするため、持ちやすさを考えてアジアンノットで仕上げてみました。
まずは完成品のご紹介を致しますね。自己満足ですが(笑)、自信作です。
糸きりカッター*アジアンノット写真
主な流れ
- 1色でスタートします
- 途中でとんぼ玉を入れます
- 別の1色を加えます
私の愛用しているアジアンコード
太さが3種類あります。お色数も多く、深みのある和の色ですのでとても気に入っています。また結び目がしっかりと整いますので解けにくい為、とても扱いやすいのです。
そして何より一番のお勧めは、解いて房を作ると、その房がとても美しく仕上がります。先ほどのお写真の房は、このアジアンコードを解いて作っています。房を購入して取り付けたものではありません。
この房がとてもお気に入りなのです。とても豪華に見えますでしょう?
最後にビーズを入れて結びで仕上げる時もありますが、手をかけられるときはこのように素敵な房に仕上げています。
使用したアジアンコードのお色
- エンジ
- カーキー
房を作って豪華な仕上がりに
アジアンノットの仕上げに房を作る方法をお伝えしますね。手間はかかりますが難しくはありません。いつもの仕上げでもアジアンノットは美しく仕上がる作品ですが、房のある仕上がりは更に豪華な印象を与えますので、初めての方も是非挑戦してみてくださいね。
アジアンコードで作る房
準備の段階で、房にしたい分を計算してアジアンコードの長さを決めます。房は、解いてアイロンをかけますので、測った長さよりも長めに仕上がりますが、房の長さを揃える為にハサミでカットします。その分を計算しますと、仕上がりにしたい長さで大丈夫です。(私はそのようにしています)
房を作るときは、ベースとなるアジアンコードとは別にもう1色加えます。房となる糸が多いほど美しい房になりますので解く分が4本になるようにしています。もう少し少なくても良い場合は、加えなくても大丈夫です。
説明では、4本あるコードのうち1本だけを長めにしてカットしています。
仕上げに、房を固定する時に上部を数本で結びますので、房の長さを揃える為にこのようにしています。
アジアンコードを解きます
写真は、2本解き済み、3本目の解きの途中です。奥にある1本はまだ解いていません。これからです(^^)
拡大写真です
3本目のアジアンコードが解けました
アジアンコードが全て解けました
拡大写真です
組まれていたものを解いていますので、癖がついています。チリチリ状態ですね。これからアイロンをかけて先程の写真のようにサラサラの房に仕上げて行きます。
アイロンをかけチリチリを伸ばします
アイロンの温度(素材)はポリエステルに設定。
アイロンで房が真っ直ぐになってきました
伸びてきましたが、まだ途中の状態です
アイロンは房の各面から丁寧に当て真っ直ぐに伸ばします。
そろそろ良い感じですが、この状態は途中です
房の中の状態も確認します
アイロンは房の内側からもかけます
反対側もアイロンをかけ、更に全体をかけ整えます。
房はサラサラの美しい状態に整いました
拡大写真です
房の長い紐を左右2本ずつ取ります
後ろ側へ回し、前に戻ししっかりと締め結びます
房部分の拡大写真
結んだ紐を戻し、もう一度アイロンをかけ、結んだ紐が他の房に交じるようにします。
全体写真
房の長さを揃えて、ハサミでカットします
1ヶ所の向きからカットするだけではなく、角度を変えてカットをし、房が動いても揃うように整えます。
房の光沢、美しいでしょう?サラサラなんですよ~(*^^*)
完成です!
とんぼ玉を入れた理由
アジアンコードのみでも充分美しい仕上がりになると思ったのですが、あえてとんぼ玉を入れてみました。理由は糸をカットするときに手の平の中での落ち着きをよくするためです。
とんぼ玉が指と指の間で収まるため、位置が固定されます。その為糸きりの作業に安定感が生まれます。着付け現場ではひとつひとつの作業に無駄を作りたくないため、確実に作業しやすい状態にしておきたいのです。とんぼ玉がストッパーとなり大変使いやすく仕上がりました。
手持ちのものに、ひと手間加え素敵に仕上がると単純に嬉しいものです。さて、これからもアジアンノットやタティングレースを使って身の回りの物を生まれ変わらせたいと思います。
アジアンノットの本
私が持っているアジアンノットの本はこの写真のものです。もう古いのですが、今こうしてみても古臭さを感じさせないですね。中も素敵な本です。沢山、参考にさせて頂きましたし、興味のあるお友達にもお勧めしました。
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